餃子の発明王再び!!赤ずきん

No.22

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餃子の発明王は今!?

一度訪れたら忘れられない中華ダイニング

 

絶メシリストいしかわが始まった当初にお伺いした、インパクト大の餃子の発明王を覚えているだろうか?どんな時だって餃子のことを考えているという、あの発明王ですよっ!絶メシ至上、もっとも度肝を抜かれたランキング第1位に輝く(ライター美緑の主観)「赤ずきん」に再び訪れました!!

(取材:絶メシ!いしかわ調査隊 ライター名:美緑トモハル)

今は無きパンダ新幹線餃子。 果たして餃子の発明王は健在なのか!?

お店を前に、とても懐かしい気持ちに襲われる。わくわく。まるで昨日来たかのように記憶がよみがえってくる。それほど私の心にザックザックと思い出を刻んでくれたのがここ「赤ずきん」なのだ。

ライター美緑

「こんにちは~。お久しぶりです!お元気でしたか?」

油野さん

「元気で―――す!!!(笑)」

!!めっちゃくちゃ元気!何かのスイッチを間違えて押してしまったか、ミロク!!(笑)

ライター美緑

「良かったです(笑)」

油野さん

「今日はなんか聞きたいことがあるんやったっけ?」

ライター美緑

「はい!以前取材させて頂いて、その後反響とかどうでしたか?」

油野さん

「あー、あったねー。あの時は餃子がたくさん出たわ。近くのスーパーの店員さんがテレビ見てたみたいで、たくさん来てくれたし、学生さんも来てくれた。」

ライター美緑

「そうなんですね!反響あったみたいで嬉しいです。」

油野さん

「うん。それから50年ぶりに同級生が来てくれたりもしたし。」

ライター美緑

「50年ぶり!!人生の歴史を感じますね(笑)コロナの影響などはどうでしたか?」

油野さん

「影響あったね。営業時間短くして、でもお客さんが1日に一人とか二人とかやったわ。7~8 割は減ったと思う。テイクアウトもやったし。今は大分お客さん来てくれるようにはなったけど。」

ライター美緑

「そうだったんですね・・・。大変だったんじゃないですか?」

油野さん

「まぁ、そやね。でも、辞めようとかは全然考えなかったね。体が動くうちはやっていくって決めてるから。」

素晴らしい…有言実行とはこのことです。 たくましい油野さんに元気もらえます!!

ライター美緑

「今も、新しい餃子を考えたりしてるんですか?」

油野さん

「そうですね。考えてます。ほんでおまかせ餃子で出してますね。良く作るのは花餃子で、見た目がキレイなのを作るね。」

ライター美緑

「発明王、健在ですね!!(笑)」

油野さん

「おかげ様で(笑)」

ライター美緑

「以前作ってもらったパンダ新幹線餃子のメニューが無いんですけど、もう作ってないんですか?」

油野さん

「そうやね。でも注文あったら作るよ。」

自由!!やっぱり自由ですっ(笑)

無茶ぶりだってなんのその!店主の辞書に不可能という文字はない

ライター美緑

「たとえば、この中華のメニューを餃子にすること出来るんですか?」

と、ちょっと興味本位で聞いてみた。。。

油野さん

「はいはい。やったことないね。」

ライター美緑

「角煮を入れて角煮餃子とか・・・」

油野さん

「いいかも知れんね。」

ライター美緑

「!!作ってもらいたいんですけど、どうでしょうか?」

油野さん

「ほしたら、作ってみますか。」

なんと!!こんなわがままを二つ返事でOKしてくれるなんて・・・なんて懐の広い店主なんだろうか。

どんな餃子を作ってもらおうか、わくわくしつつ厨房へと向かう。そこで目に入ったのはハンバーグ。

ライター美緑

「あのー。ハンバーグとチーズの入った餃子、どうでしょう?」

油野さん

「うんうん。作ってみよう。」

ライター美緑

「やった!あと・・・甘い餃子とかは出来ないですよね?なんて(笑)」

油野さん

「できますよ。」

・・・出来ちゃった。オーダーを中止することは失礼なので(意を決して)あまい餃子を待ってみよう!!

まずは、いつも作ると言う花餃子。

ライター美緑

「これ、本当に手間がかかるんやわ。やし、誰も作ってない。」

確かに・・・餃子の皮を広げて、餡を入れて、ほうれん草を入れて、巻いて・・・見ていると工程が多い。

その横でお母さんが赤ずきん餃子の準備をしている。

お母さん

「やっぱり、これが一番出るから、こうやって時間あるときに作っておくんです。」

油野さん

「餃子の餡もう少しちょうだい。」

お母さん

「はいはい。」

単純な受け答えの中に仲の良さが垣間見える。

包み終わった餃子を焼くのはお母さんの仕事。

お母さん

「これ焼くんやろ?」

油野さん

「ほや。」

使い込まれた調理器具を見ていると積み重ねられた時間を感じる。

お母さん

「はい、出来ましたよ。」

ライター美緑

「キレイ!では温かいうちにテーブルでいただきますね!」

いざ実食!!経験と自由な発想と他者の要望で新たなる味に出会えるか!?

花餃子と、新作!?ハンバーグ入り餃子!とても気になるので新作から頂きたいと思います!!

パク。おー。ハンバーグのパンチがすごい!やっぱりチーズが合います!お子さんから大人まで幅広い年代に受けそうな味ですねー。餃子のタレを付けると、一気に中華!2度楽しめます!

ライター美緑

「油野さん!試食してください!!」

油野さん

「(ひとくち)・・・美味しい!!はっはっは!あんまり美味しくて笑ってしまうわ!」

ライター美緑

「(笑)ですよね?」

油野さん

「これ、新しいの出来たな~。あ、今あまいの焼けたら持ってくるし待ってて。」

と、良い感想を残して油野さんは再度厨房に。

その間に花餃子を頂く。エビとアボカドとチーズ。変わり種だ。食べてみると、チーズがいいアクセントになっていて、不思議な感じ!新しい餃子とはこの事です!美味しい。

油野さん

「できたよ。」

来ましたー!!来ちゃいましたーー!!餃子のあまいヤツーーー(涙)どきどきするよね。。。色んな意味で(笑)

よしっ!!ひとくち! ん?あ、パイナップル。ちゃんと餃子の餡も入っています!パプリカもいい感じ。例えるなら、酢豚のパイナップルに近いです。結構好きかも・・・(笑)こちらも油野さんに食べてもらいました!どうでしょう?

油野さん

「…うーーん。わたしは分からん(笑)」

ライター美緑

「え!?美味しいですよ!」

油野さん

「ほしたら、女性受けするんかもね。」

絶メシ調査隊コラボで作って頂いたハンバーグ餃子には「赤バーグ」と、トロピカルなパインが入った餃子は「ハワイアン餃子」と名付けさせていただきました!!ネーミングセンス・・・は、これから磨きます!!果たして新作メニューに加えてくれるのか…!?みなさん確認に行ってみてください(笑)厨房で作業を見せて頂いていた時に、業者さんが来られていた。いつもの業者さんなんだなとやり取りで分かるのだが、話している内容が、以前食べた大根なますが美味しくて作り方をお母さんに聞いてきてと奥さんに頼まれたらしく。そんな会話から、周りに愛されるお二人なんだなと容易に想像できてしまう。ほっこりとした時間に包まれた。

いつまでも元気に楽しくお店の味を提供していただきたいと思いました!わがままを聞いてくださりありがとうございましたっ!ごちそうさまでした!!

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